September 11, 2012

特撮博物館

Tokusatsu

  今日は清澄白河駅近くにある現代美術館で開催されている企画展、
 「特撮博物館」を観覧してきた。CGI全盛となり、廃棄、あるいは
 散逸してどんどん失われていく特撮のミニチュアやプロップたち。
 そして同じように失われようとしている特撮技術とそれを使いこなす
 人的財産。このまま埋もれ無くしてしまうのはあまりにも惜しいと
 その保護や保存を目的に計画された今回の企画展。CGIを一切使わず
 に作られた短編「巨神兵東京に現る」も素晴らしさも相まって、
 とてもいい展覧会になっていると思う。個人的にはマイティジャック
 やスカイホエールに会えたのが感動だったなぁ。もちろん、こういう
 CGIを使わない特撮に限界があるのは明らかで(巨神兵─での犬!(笑))
 それにこだわる必要はないのだけれど、両方を上手に使いこなすこと
 でいい画が撮れると思うだけに、この技術が失われるのはやはり
 寂しい限りだ。何とか保存できる形が出来上がることを切に祈って
 いる。

 「特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技
  東京都現代美術館にて開催中 10月8日まで

場内で撮影可能なミニチュアセットがあったので何枚か紹介。
Dscf8602  Dscf8609
こういうショットを撮影するために⋯ こういう仕掛けを使っているわけだ。
Dscf8617 Dscf8637
8分の1計画ごっこができます(笑)。 この西荻窪駅の完成度の高さ!

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August 15, 2012

大伴昌司の大図解 展

Img_0157

  東大近くにある弥生美術館に「大伴昌司の大図解 展」を観に
 行ってきた。武部本一郎展のデジャー・ソリスに逢いに行って
 以来、二度目の訪問だ。私は少年マガジンは読んでいなかった
 けれど、確かに大伴昌司の仕事には影響を受けて育っている世代
 だろう。ウルトラ怪獣入門持ってたしね(笑)。公式図録という
 ものがなかったので「怪獣博士! 大伴昌司 -「大図解」画報」を
 本屋で購入したら、これがほぼ公式図録と言っていいほどの
 できばえ。驚いて著者を確認したら弥生美術館の学芸員の手に
 よるものだった。納得。子供の頃、怪獣図解や秘密基地の内部
 構造図なんかにわくどきした世代の同類は観に行ってもいいかも。
 しかし、大伴昌司の字と絵の下手さ加減ときたら!(笑)。それを
 もとにあそこまでの図解を描いた画家にも敬意を表するもので
 あります。

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April 08, 2009

阿修羅展

P1080243

  今日は仕事が午後7時からになったので、その前に東京国立博物館で
 開催されている「国宝 阿修羅展」を観に行ってきた。平日なのに30分
 待ちという行列にも負けずにじっくり拝んできたのだ。阿修羅像を一周
 ぐるりと360度観ることが出来たのと、迦楼羅、緊那羅、鳩槃荼に会えた
 こと、あとは天部に足蹴にされている邪鬼たちをじっくり見ることが
 出来たのが良かった。阿修羅はでも、基本的には正面から見るべき像かな。
 特に横から見るとバランスの悪さが目に付く。これが正面から見るとなぜ
 あそこまで人を惹き付けるのだろうと思うほどだ。異形の力、というもの
 も働いているのかも知れない。

  さてこれからがんばって働いてきますよ、ええ(苦笑)。

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September 12, 2007

ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展

Svankmajer

  思いのほか早く脱稿して休みになった今日、最終日ギリギリに滑り込む
 ように「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展」を観に出かけた。

  シュルレアリスムを体現するシュヴァンクマイエルの芸術性については
 私はよくわからない。大人の落書きにしか見えない絵もあるし、これの
 どこがいったい芸術なのだと思うオブジェもある。だいたいにおいて
 シュルレアリスムっていうもの自体がよくわからないのかもしれない。
  だが、中にはどうしようもなく惹き付けられるものもあるのも事実だ。
 今回の展覧会ではメディウム・ドローイングと名付けられた一連の殴り
 描きがそれにあたる。その中に封じ込められたエネルギーは、実物を観て
 みないとわからないだろう。図録に小さく移された画像ではその熱の半分
 も受け取ることができない。この数点を観ることができたのが今回の収穫
 であった。だからこそ気になる展覧会には足を運ぼうと思うのである。
  と言いつつ、やはりシュヴァンクマイエルは動画の方がいいなとも思う
 自分がいたりするのだが。観に行こうと思っても行けない最終日紹介で
 申し訳ない。

  「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展」
   @ラフォーレミュージアム原宿(本日9月12日まで。あしからず)

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July 08, 2007

武部本一郎 展

Takebe

  中学生時代に夢中になったのは創元推理文庫のSFやファンタジーであり、
 スミスでありバロウズであった。中でもバロウズの火星シリーズは何度か
 読み返したくらいであり、自分もカーターのような冒険を夢見たものだった。
 その火星シリーズの表紙を飾り、豊かな挿絵を描いていたのが武部本一郎だ。
 特に武部の描いた「火星のプリンセス」の表紙─ヒロイン、デジャー・ソリス
 の姿は忘れられない。今回弥生美術館で武部の初の回顧展がひらかれると
 いうことで、デジャーに逢いに出かけた。意外に小さかったデジャー表紙の
 原画や、懐かしい文庫本の数々。少ない線で描かれた漫画のような絵の人物
 の躍動、偉人伝の挿絵の似顔絵の見事さ。いいねえ。実にいい。かつてまだ
 SF部門が独立していなかったころの創元推理文庫のSFやファンタジーを読み
 漁っていた人は必見の展覧会だと思う。これできちんとした図録があれば
 もっとよかったのだが。挿絵原画蒐集は高すぎるし(苦笑)。

  「武部基一郎 展
    〜紙芝居からSFアートまで〜 永遠のヒーロー・ヒロインの世界」
   弥生美術館にて 9月30日まで

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May 30, 2007

天才に触れてみる

Leonardo

  東京国立博物館で開催中の特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ─天才の実像
 を観に出かけた。もちろん目玉の「受胎告知」も目当てではあったのだが、本当
 はダ・ヴィンチの手稿を見てみたかったのだ。興味の赴くままに書き連ねられた
 ように見える手稿。見ようによっては落書きと紙一重のように感じられる手稿。
 それに触れてみたかったのである。その点では少し残念だったかな。ほとんどが
 抜粋印刷されたもので、ダ・ヴィンチの「生(なま)」に触れることはできなかった
 感じ。それでも素描から模型化された様々なモノは興味深かったし(楕円や放物線
 を描くコンパス動かしてみたい(笑))、騎馬像を作るために向けられた考察の数々
 にはダ・ヴィンチの偏執狂といっていいくらいのこだわりが感じられた。いつも
 通り図録を購入して家に戻ってから反芻。受胎告知のパースの取り方はちょっと
 甘い気がしてきたり(笑)。

 特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ─天才の実像
      東京国立博物館(上野)にて6月17日まで

  今週の仕事は明日から。土曜まで、かな。がんばります。

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November 15, 2006

ダリ回顧展

Dali

  上野の森美術館にダリ回顧展を観に出かけた。ダリというのは実に正体の
 わからない芸術家だと思う。シュールレアリスムの事を指して言っているの
 ではない。その辺はわかりやすい。溶けた時計やぐにゃりと曲がった地球
 など実に衝撃的で伝わってくる物が確かにある。わからないのはその絵の
 示す芸術家ダリのキャラクターとでもいったものだ。子供の落書きのように
 見える時もあれば、素晴らしい技術に支えられた計算され尽くした絵のよう
 に見える時もある。かと思えば意識してやっているようには見えないくらい
 微妙にパース線がずれていたり、写真かと見まごうほどリアルな描写を
 したりする。画面全体の構図が寸分の隙もなく組み立てられている絵も
 あれば、意味もなくただイメージを羅列しただけに見える絵もある。
 私の未熟さゆえ、なのかもしれぬが。どちらにせよ、なかなか得難い
 すばらしい体験であった。ただし人混みを除く(笑)。

  「ダリ回顧展 生誕100年記念
   東京・上野の森美術館 2007年1月4日まで

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July 26, 2006

太郎

Betaro

  汐留の日テレプラザで公開展示されている岡本太郎の壁画「明日の神話」を観て
 きた。なんだかんだと理屈がついて回る作品だとは思うけれども、本物の迫力の前
 にはすべて吹き飛んでしまう。目の前にして何かを感じればそれでいい。
  二十数年前大学進学で郷里を離れる時に引越の荷物に入り、それ以来ずっと割れ
 ずに生活を共にしてきた岡本太郎デザインの顔のグラス(写真のグラスは今私の机
 の上に置いてあるものを撮影)。今だに毎日のようにこのグラスを使っている私に
 とって、この壁画を観に行くのは一種の義務だったのではないかと思いながら絵の
 前に立っていた。
  惜しむらくは壁画全体を真正面から視界に入れるだけのスペースがないことと、
 屋外展示のためか、迫力が上空に逃げてしまう感じがしたこと。バブルの時代なら
 これ一つを展示するための美術館ができてもおかしくないところなのだがなぁ。
 機会があれば今度は記念館へ行ってみよう。

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June 07, 2006

国立科学博物館

P1000452

  今日は1日休みになったので上野にある国立科学博物館へ「ナスカ展」を観に
 出かけた。お目当てはナスカの地上絵を上空から見ることのできるというバーチャル
 シアターだったのだが、今ひとつだったかな。開放式でフラットなスクリーンでは
 臨場感にも限度があるというもの。おかげで図録どころかDVDまで買ってしまう
 はめに(笑)。それよりも常設展示の剥製の群の方が見応えあったかも。化石や
 科学実験コーナーも面白かったし。

  明日からまた怪獣退治です。

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October 14, 2005

巨匠 デ・キリコ展

dechirico

  大丸・東京の大丸ミュージアムにデ・キリコの展覧会を観に出かけた。

  前々から気にはなっていた画家ではあった。美術にはとんと疎いので
 ただ絵を見て気になっていただけではあるが。で、今回もデ・キリコの
 バックグラウンドとか歴史的意味は一切省みることなく(笑)、絵だけを
 観に出かけたのだ。
  で、有り体に言うとよくわからなかったというのが正直な所である。
 メタフィジカと言われても今ひとつピンと来ない。確かに人を惹きつけ
 魅了する何かはあるのだとは思うが、私にはあまり響かなかったな。
 あえてだろうが、遠近を強調するために引かれた線が、パースを思い切り
 無視しているのがちょっとひっかかったくらいか。ただ絵画と彫像の
 間に齟齬がまったくないのには驚いたな。2次元を3次元にするのは
 実はそんなに簡単な作業ではない。絵を描く時にすでに頭の中に立体と
 して思い描かれていた、ということだろうか。
  美術に関してはずぶの素人なのでツッコミは優しくお願いします(笑)。

  巨匠デ・キリコ展
   大丸・東京12階 大丸ミュージアムにて 25日(火)まで。

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