« X-MEN:フューチャー&パスト | Main | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー »

July 31, 2014

GODZILLA ゴジラ

Godzilla

  実に久しぶりにスクリーンでゴジラの咆吼を聞くことが出来た。それは
 確かに嬉しい出来事だったのだが。
  まずハリウッド映画でありながら、きちんと「怪獣映画」を作ろうとした
 その姿勢は素直に賞賛しておきたい。ただの怪物ではなく、時には神、
 時には悪魔、時にはちびっ子たちの正義のヒーローだった日本のゴジラ。
 そしてあまり知られてはいないが、映画だけではなく、長い間コミックと
 して親しまれてきたアメリカのゴジラ。その両方をきちんと視野に入れ、
 様々な点を考慮に入れつつ真摯にゴジラ映画を作ろうとしているのが感じ
 られ、そこはとても嬉しかった。
  ただ、評価できるのはそこまでかな。この映画の最大の弱点はゴジラが
 主役ではないこと。ゴジラについてドラマがあるのは過去のこととして
 語られる水爆実験までであり、その後ゴジラについてのドラマは一切と
 言っていいほど存在しない。ただ出現して暴れて去って行くだけの存在に
 なってしまっているのだ。極端に言えば最終的に倒す手段さえ考えることが
 出来さえすれば、ゴジラが登場なくてもいい、そんな映画なのだ。
  あと、同じようなモチーフが何度となく出てくるのにも少し引っかかった。
 さぁこれからバトルが始まるぞという肝心なところで場面が切り替わる。
 怪獣が破壊して通り過ぎた後を遠景で描写する。狭いところから広いところへ
 怪獣が通り抜けていった後を人間が追う。これまでかと思わせておいたあとで
 何事もなく復活してくるゴジラ。どこかで見たことのあるシーンだなと思う
 ことは少なくはないが、同じ映画の中で何度も出てくるのはどうかと思う。
 それが特別な効果を上げているのならともかく、何の意味も無く繰り返される
 のはいかがなものだろうか。
  ゴジラのデザインもあまり好みではなかったし、巻き込まれ型の脚本も
 今ひとつ好きになれない。家族の愛が人間ドラマの核になるのは、致し方ない
 としてもそればかりではさすがに辟易してしまう。と、言いたいことが山盛り
 で、素直に乗ることの出来ない映画だったかな、と。
  75点。あれって東宝怪獣じゃなくて大映怪獣だよなぁ。そのあたりの
 デザインワークスももう少しがんばってほしかった。

  「GODZILLA ゴジラGODZILLA
   監督 ギャレス・エドワーズ
   キャスト アーロン・ティラー=ジョンソン 渡辺謙
        エリザベス・オルセン ブライアン・クランストン 他

|

« X-MEN:フューチャー&パスト | Main | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/39551/60072832

Listed below are links to weblogs that reference GODZILLA ゴジラ:

« X-MEN:フューチャー&パスト | Main | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー »