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September 10, 2013

マン・オブ・スティール

Man_o_steel

  バットマンを新しい切り口でリブートしダークナイトという傑作を生んだ
 クリストファー・ノーランと「300」や「ウォッチメン」でコミックが原作
 の映画の可能性を開いたザック・スナイダーらによる新しいスーパーマン
 映画。スーパーマンというあまりにも巨大すぎて、なおかつあまりにも
 アナクロなアイコンを現代に蘇らせて楽しめる映画にするという、あまりに
 難しい課題に挑戦し、なおかつ見事に結果を残しているという点では素直に
 賛辞を送りたいと思う。
  ただ、私の観たいスーパーマン映画とは違うな、というのも正直な印象。
 クラークが自覚してスーパーマンになってからいきなりゾッド将軍戦に突入
 してしまい、スーパーマンが直接的に人を助けるような描写がないので
 カタルシスが全然感じられない。しかもそのラスボス戦で周りの犠牲を
 いっこうに気にすることなく(あんだけ派手にやって一体何人の人間が死亡
 したのだろう)戦っているように見えるのもスーパーマンらしくないし、
 一見派手には見える戦いも、ただ殴り合ってるだけで、戦いの力学が一つも
 働いてない。最初に空を飛ぶシーンは、クラークがスーパーマンになること
 を象徴するのだし、もっと高揚感があってもいいはずなのに、なぜかそれが
 伝わってこない。クラークとスーパーマンとロイスの三角関係という定番の
 ネタがもう使われない使えないのも残念だし、だいたい最初からスーパー
 マンがうじうじと悩んでいるのがどうも(苦笑)。まぁこれからJLA(*1)へと
 向かうにはスーパーマンもこれくらいでないとバランスが取れないだろうと
 いうのはよくわかるので、仕方ないと言えば仕方ないのだろうが。私に
 とってはあくまでスーパーマンという物語の一変奏曲でしかない、そんな
 映画だったかな。
  75点。youtubeでクリストファー・リーヴ版のファンファーレ聞いた方が
 ゾクゾクするというのは年代の問題だろうか(笑)。

  「マン・オブ・スティールMAN OF STEEL
   監督 ザック・スナイダー
   キャスト ヘンリー・カヴィル エイミー・アダムス
        マイケル・シャノン  ケヴィン・コスナー
        ダイアン・レイン ローレンス・フィッシュバーン
        ラッセル・クロウ 他

 *1 JLA ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ
       マーベルのアベンジャーズのようにDCコミックのヒーロー
       たちが一堂に会するオールスターチーム。スーパーマン、
       バットマン、ワンダーウーマン、グリーンランタン、
       フラッシュなどが登場する。

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