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February 19, 2013

ジャッジ・ドレッド

Dredd

  ゴーストライダーに続き、またもやコミックス原作の映画。
 と言ってもこのジャッジ・ドレッドはアメリカンコミックではなく
 イギリスの作品だ。歴史は古く、初出は1977年。1995年に一度
 シルヴェスター・スタローン主演で映画化されているが、お世辞
 にもいい出来とは言えないシロモノだった。今回は原作のジョン・
 ワグナーも参加し、前回の反省を生かしてジャッジ・ドレッドの
 世界観に忠実な映画作りを狙い、よくまとまった快作に仕上がって
 いる。まず何より原作のお約束通りドレッドがヘルメットを脱が
 ないしね(笑)。私は時間の都合上2Dで観賞したのだが、200階建て
 のビルは3Dにふさわしい舞台だと思うし、すべての動きがスロー
 モーションに感じるドラッグ「スローモー」の見事な映像描写も
 加わって、これでもかと吹き飛びまくる血しぶきも、きっと見応え
 十分であっただろう。ドレッドの徹底的なプロフェッショナルぶり
 もいいし、相棒となるテレパスにして新人ジャッジ、アンダーソン
 を演じたオリヴィア・サールビーと、スカーフェイスの特殊メイク
 をも厭わず敵組織の親玉をどうどうと演じたレナ・ヘディの二人の
 女優も素晴らしかった。前作とは比べものにならないいい映画に
 なっていると思う。
  ただ、良くも悪くも結局はガンファイトの映画でしかないな、
 というのが私の印象である。核戦争によって荒廃してしまった
 近未来という設定も、ドラッグ「スローモー」も、アンダーソンの
 テレパシー能力も、ドラマの本筋には絡んで来ず、味付け風味付け
 に終わってしまっている感じなのだ。もちろんそれが一概に悪いと
 は言えないというのはわかっているのだが、私にとっては物足り
 なかったのも事実。ドレッドが誕生した時代ならこれでよかったの
 かも知れないが、現代にあってはもう一ひねりも二ひねりも欲し
 かったところだ。
  75点。特殊銃弾やDNAチェックで本人以外が撃とうとすると
 暴発するローギバーのギミックは面白かったけど、あの銃に一体
 何発充填できるのだろう?(笑)。

  「ジャッジ・ドレッドDREDD
   監督 ピート・トラヴィス
   脚本・製作 アレックス・ガーランド
   キャスト カール・アーバン オリヴィア・サールビー
        レナ・ヘディ ウッド・ハリス 他

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