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December 19, 2011

タンタンの冒険

Tintin

  読んだことはなくても、その名前と絵柄だけは知っていた
 タンタン。それだけ有名であり、古典であり、マスターピース
 でもあるそのコミックを実写化するとなると、とてつもない
 一大事だということは容易に想像がつく。それに挑んだ二人の
 巨匠、スピルバーグとピーター・ジャクソン。さてお手並みや
 いかに、ということで観に出かけてきた。
  CG、そして3Dでパフォーマンスキャプチャー。新しい道具を
 手に入れたスピルバーグがやりたいことをやりたいだけやったと
 いう印象が強い。素敵な玩具を手に入れて思いっきり楽しんで
 いるスピルバーグの喜びがそのまま伝わってくるような映画
 だった。特に、さらわれたタンタンを追いかけるスノーウィー
 のシーンや、バグヘルの街でのカーチェイスシーンなどの
 ノンストップでこれでもかとたたみかけるアクションの連続は
 スピルバーグ節全開。普通の実写ならできない、あるいは限り
 なく難しいだろう演出=ガラスや泡の反射を使った描写などが
 頻繁に使われているあたりにも、監督が楽しんでこの映画を
 作っていることがにじみ出ているような気がした。何でも
 出来るとなるとあれもこれもと欲張って失敗するケースが多い
 のだが、そこはさすがにスピルバーグ、観ていてとても気持ち
 のいい映画に仕上がっていると思う。
  ただ最後の盛り上がりが物足りない感が否めない。バグヘル
 でのシーンが盛り上がりすぎてその後のクライマックスが食い
 足りないのだ。やっていることは派手なんだが、いかにも
 いきなりで、そこに物語の盛り上がりが足りないのである。
 まぁもっと観ていたいという願望も入っていたかも知れないが。
  80点。スピルバーグ好きは観ておくべし。ただ、「似顔絵」
 はずるいよねぇ(笑)。

 「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密
     THE ADVENTURES OF TINTIN
  監督 スティーヴン・スピルバーグ
  製作 スティーヴン・スピルバーグ ピーター・ジャクソン
     キャスリーン・ケネディ
  キャスト ジェイミー・ベル アンディ・サーキス
       ダニエル・クレイグ サイモン・ペッグ
       ニック・フロスト 他

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