« うしろ姿 | Main | 月を仰ぐ »

November 30, 2009

2012

2012

  インデペンデンス・デイデイ・アフター・トゥモロー
 地球を世界をさんざんな目に遭わせてきたローランド・エメリッヒ
 監督によるディザスター(災害)映画の決定版とも言うべき映画だ。
 今回素晴らしかったのはマヤの予言とか地球滅亡の科学的考察とかを
 ほぼ全てすっ飛ばして、世界の終末=天変地異のみに焦点を絞った
 ところだろう。それでも細かいツッコミどころがたくさんあった
 ようだが、それを言うのは野暮というもの。地震・噴火・津波etc
 この映画の主役はこの災害であり、キャストたちはその世界に
 我々をすんなりと導くためのガイドにしか過ぎないのではないか。
 それほど素晴らしく作り込まれた映像だった。それも次から次へと
 これでもかと言うほど(笑)。前述した科学的考証の甘さや脚本の
 練り込みの足りない点なども、ひょっとしたら確信犯なのかも
 しれない。素直に「わーすごい災害だ!地球が、人類が滅んで
 しまう〜!!」とびっくりしながら楽しめばそれでいい映画だと
 思う。エメリッヒ監督の映画は得てしてそういうものだな(笑)。
  あと思ったのはCGによって何でも描けてしまうのは映画作家に
 とって、はたして良いことなのか悪いことなのかということだ。
 何でも出来るということは決していい作品には直結しないと思う。
 描けないところを工夫することによって、その「枷」がかえって
 いい映像、いい作品を生み出すことの方が多かったように思う。
 よっぽどしっかりとしたビジョンを持ち得ていないと、何でも
 描こうとして手を広げすぎて失敗してしまうだろう。これだけの
 大風呂敷を広げてそれを上手に畳むのは、そんじょそこらの人間
 では出来ない。そういう点、エメリッヒは本当に上手だなと感心
 した次第である。
  80点。もちろんノウイングのようなエイリアン(or神様)は
 助けに来てはくれません(笑)。

  「20122012
   監督 ローランド・エメリッヒ
   キャスト ジョン・キューザック キウェテル・イジョフォー
        アマンダ・ピート オリヴァー・プラット
        ダニー・グローヴァー ウディ・ハレルソン 他

|

« うしろ姿 | Main | 月を仰ぐ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/39551/46899211

Listed below are links to weblogs that reference 2012:

« うしろ姿 | Main | 月を仰ぐ »