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September 26, 2008

ウォンテッド

Wanted

  「ナイト・ウォッチ」「デイ・ウォッチ」で特異なビジュアル・
 センスを爆発させたベクマンベトフ監督のハリウッド進出最新作。
 この映画もほとんどがそのビジュアルという面から語られることに
 なるのだろう。美しい軌道を描いてカーブしていったり、多段式
 ロケットのように宙を切り裂く銃弾。主人公の特別な知覚能力を
 表現する音と映像のコンビネーション。運命を織りなす巨大織機。
 華麗なダンスを思わせるようなカーアクション。そしてすべてを
 象徴するかのように美しく舞うアンジェリーナ・ジョリー。
  だが、私はこの映画のすばらしさはそのプロットにあると思う。
 普通のハリウッド映画ならすんなりと通過儀礼を通り抜けて新たな
 自分を獲得して活躍するはずの主人公がなかなかその一歩を踏み
 出せず、踏み出したと思ったらまた足踏みをしたり。そして完全に
 暗殺者となった後に訪れるどんでん返しと悲劇(フラタニティの
 メンバーがどうも好きになれないやつらだなと思っていたので
 本当にしてやられたという感じ(苦笑))。もう少しハッピーな
 終わり方でもいいかとも思うが、やはり暗殺者が幸せになっては
 いけないのかとも思うし。
  80点。暗殺者にあるまじき大暴れの列車シークエンスは何か
 他の手がなかったのか、とも思うけど。

  「ウォンテッドWANTED
   監督 ティムール・ベクマンベトフ
   原作 マーク・ミラー J.G.ジョーンズ「WANTED
   キャスト ジェームズ・マカヴォイ モーガン・フリーマン
        アンジェリーナ・ジョリー テレンス・スタンプ 他

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