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November 26, 2007

ナンバー23

Number23

  白状すると「π」のような映画を期待していたのだ。世界を支配する
 数字「23」の謎とそれに関わってしまった男の悲劇、みたいな映画をね。
 だが、この映画はあに図らんや普通のサスペンスだったのだ。観なくても
 いい映画だったということ(苦笑)。サスペンス映画に関しては詳しくも
 ないし、ほとんど観たことがないので、それらの中でこの映画がどの
 ような位置に来るのかは私にはわからないのだが、一応観たので観ただけ
 の感想を。
  結論から言うと23のエピソードとサスペンスの本筋が遊離していると
 思う。別に23でなくていいのだ。いや、この話の筋ならかえって23では
 ない方がいいとさえ思う。確かにこの映画から23を取り去ってしまえば
 何ということのない普通の作品になってしまうだろうが、主人公の葛藤
 その後の行動・決心を際だたせるには数字の魔力が大きすぎる気がする。
 真相を知ったところで、それで23の魔力から簡単に逃れられるとは
 思えないのだ。そしてだからこそラストには納得がいかない。今まで
 散々主人公の世界を浸食していた23がそんなに簡単に消え失せていい
 わけはないのだ。つまり私が観たいのはスパロウの物語でもフィンガ
 リングの物語でもなく、シリウス・リアリーの物語なのだ。
  70点。ジム・キャリーとヴァージニア・マドセンの演技、それに
 撮影は素晴らしいと思う。

  「ナンバー23」The Number 23
   監督 ジョエル・シューマッカー
   キャスト ジム・キャリー ヴァージニア・マドセン
        ダニー・ヒューストン リン・コリンズ 他

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