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March 05, 2007

ゴーストライダー

Ghostrider

  アメコミマニアであり、昔からアメコミヒーローを演じることが念願だった
 ニコラス・ケイジがとうとうその思いを果たし、しかも一番好きだという
 ゴーストライダーとなることができた。そのニコラスの思いが伝わってくる
 ような、見事なアメコミ映画化作品だった。原作通りではないが、しっかりと
 原作の要素と空気をつかみ、2時間におさめて映像に定着。原作があるものを
 映画化する時は得てして妙な主義主張やお題目を盛り込みがちなところだが
 そういう余計なものは一切排除して、素直に誠意を持って映画化している。
 X-MENやスパイダーマン、スーパーマンやバットマンとは違う、ダークで
 オカルティックなこのキャラクターには前から思い入れのあった私にとっても
 納得のいく映画化であった。実に喜ばしい。満足させてもらった。また、
 ゴーストライダーが実は西部劇の構造を持っているということにはまったく
 気付いていなかったので、それがわかったのも大きな収穫だった。
  映像も合格点。ゴーストライダーの映像化で最も肝心要であろう彼をまとう
 炎の描写もなかなかよくできていたし、もう一人の主役、ヘルバイクも実に
 かっこよく仕上がっていた。元素によって特徴付けられた敵もアメコミらしく
 わかりやすくて面白かったし、馬とバイクが並んで走り出す所は感動もの。
 ピーター・フォンダのメフィストもサム・エリオットのケアテイカーもうまく
 はまっていたし、エヴァ・メンデスもがんばっていた。まぁニコラス・ケイジ
 がもう少し若ければ申し分ないところなのだが、現在の技術でないとなかなか
 ここまで映画化できないだろうことを考えるとそれは贅沢というものだろう。
  90点!。
  …と言いたい所なのだが、はたしてこの映画、ゴーストライダーを
 全く知らない人、特にウエスタンやキリスト教に縁の薄い日本人が見た時
 どう思うか。いやそれ以前にこの映画がわかるのだろうか?。ペナンス・
 ステアってどういうものかどこまで理解できるだろう?。そう考えると簡単に
 人に薦めるわけにはいかない映画ではあるな。幸いアメリカでは客が入って
 いるようだし、パート2も作られるだろう。わからない人がどんなにいよう
 とも私は次を楽しみにして待っていることにしよう。

  「ゴーストライダー」GHOST RIDER
   監督 マーク・スティーヴン・ジョンソン
   キャスト ニコラス・ケイジ エヴァ・メンデス ウェス・ベントリー
        サム・エリオット ドナル・ローグ ピーター・フォンダ 他

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