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January 06, 2007

スキャナーダークリー

Scndrkl

  よりによって何で新年一発目からこの映画なのかと我ながら思うのだが、
 12日までなので慌てて観た「スキャナーダークリー」。P.K.ディック
 原作の忠実な映画化ということで最初からある程度覚悟はしていたのだが、
 まごうことなき「麻薬中毒者=ジャンキー」の映画だった。スクランブル・
 スーツやホロスキャナーといったSF要素もあり、時代設定も今から7年後
 という近未来なのだが、この映画に描かれているのは麻薬による意識の変容
 と自己の喪失、そしてジャンキーたちの日常である。なかなか効果的に使う
 ことの難しい「ロトスコープ」が現実と意識の遊離を上手く表現していたと
 思う。決してスクランブル・スーツのためだけに採られた方法ではないはず。
 確かに取っつきにくさはあるし、実写とそう違わない(=ロトスコープにした
 意味がない)シーンもいくつかあり、まだまだ100点満点をあげるわけには
 いかない技術なのだが、この映画に関して言えば成功だったと言えるだろう。
 後追いになるのだが、原作を読んでみようと思う。
  80点。映画開始5分後に隣の席に座っていた老夫婦が劇場を後にした。
 内容を知らずに入ったのだろう。ある意味贅沢な映画の観方ではあった。

  「スキャナーダークリー」A SCANNER DARKLY
   原作 フィリップ・K・ディック
   監督・脚色 リチャード・リンクレイター
   キャスト キアヌ・リーブス ロバート・ダウニー・Jr
        ウディ・ハレルソン ウィノナ・ライダー
        ロリー・コクレン 他 

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