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November 25, 2005

奇談

kidan

  かの諸星大二郎原作の妖怪ハンターシリーズの映画化作品。この
 ジャパニーズホラーブームの中、ようやくという感じで順番が回ってきた
 感じでの映画化、である。それだけ諸星大二郎の作品が普通のホラーとは
 一線を画しているということであろう。ラブクラフトに通じるものがある
 かもしれない。その作品の中でもキリスト教の聖書の異伝をテーマにした
 「生命の木」の映画化となれば、何を置いても観に行かざるを得ない。
  見た感想は「非常にまっとうな映像化だった」というところか。決して
 原作そのままではないが、諸星ワールドのエキスを上手に汲み取って
 正直に真摯に映像化している、そんな感じで好感の持てる作品になっていた。
 やや稗田礼二郎のキャラクターが違うのではないかと感じることと、
 神隠しのメカニズムが今ひとつわからないことを除けば、かなり評価の
 できる映画であり、まさしくの諸星ワールド。原作が好きな人ならば
 観に行っておいた方がいいと断言できるだろう。いんへるのと昇天、
 光の十字架が映像化されているのを観ておくだけでも損はない気がする。
  80点。次は「闇の客人」を映画化してください(笑)。

  「奇談
   監督 小松隆志
   原作 諸星大二郎
   キャスト 藤澤恵麻 阿部寛 他

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 『奇談』観てきました。  公開初日の土曜の18:30の回だというのに劇場には私を入れて5名。  ストーリーは、神隠しにあったことのある女子大生がその記憶をたどって東北の山村に戻ったところ、一緒に神隠しにあい帰ってこなかった幼馴染が戻り、十字架に磔にされた死体が発見され・・・。  原作は諸星大二郎、恐らく最も売れていたのは私が学生時代の頃でしょう。懐かしいです。  動きのない静かな展開か... [Read More]

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