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December 23, 2004

ゴジラ ファイナルウォーズ

finalwars

  最後というふれこみの(一体何度目だ?(笑))ゴジラファイナルウォーズを鑑賞。

  やろうとしていることはわかるし、この試みは今まで誰もしようとしなかった
 ことなので大いに評価できるとは思う。それは「核」や「リアル」といった
 一作目のゴジラの呪縛から解き放たれ、エンターテインメントである昭和後半の
 ゴジラの路線を現在の特撮技術で作り上げてしまおうという野心である。それは
 84年にゴジラが復活するに当たって諸悪の根元とまで言われたミニラが大事な
 役目を伴って登場していることからも明かだろう。原爆が遠い過去のものとなり
 つつある現代(本当は過去のものにしてはいけないのだろうが)において、ゴジラ
 を一作目の路線で作ろうとするのは実はかなり無理がある。平成ゴジラの苦戦は
 そこのあたりにも原因があったのだ。その点からも今回のゴジラの試みは新たな
 一歩となるべきものである…はずなのだが。
  一言で言うと余計なものがゴチャゴチャと多すぎるのである。誰が何と言おうと
 ゴジラ映画の主役は人間でなくてゴジラでなくてはならないはずだ。とすれば
 人間のパートはできるだけ削るくらいの作り方にならなければ。松岡とケインの
 いさかいは必要がない気がするし、X星人も今ひとつはっきりしない存在だった。
 たとえ子供向けといわれようと「計算が全ての「怪獣大戦争」のX星人」、
 「冷気に弱い「怪獣総進撃」のキラアク星人」は見事にキャラが立っていたし、
 物語はそれくらい単純で良かったのではないだろうか。
  怪獣たちのアクションは賛否両論あるだろうが総じて合格点だったのではないか。
 気になったのはゴジラが腕力に物を言わすアクションが多かった点と、ガイガンの
 格好悪さかな。二代目のメカゴジラの時もそうだが、どうしてリメイクの方が
 格好悪くなるのだろう。ついでに言うと轟天号も初代の方が格好いいな(苦笑)。
  動かないゴジラのショット、風に毛が流れるモスラのショットなど、グッと来る
 映像もそれなりにあっただけに今ひとつ感が余計に増す。惜しいなぁ。
  70点。ドン・フライの玄田哲章はまぁ言いっこ無しで(笑)。

  「ゴジラ ファイナルウォーズ」GODZILLA FINAL WARS
   監督 北村龍平
   キャスト 松岡昌宏 菊川怜 ドン・フライ 水野真紀
        北村一輝 ケイン・コスギ 水野久美 宝田明 他 

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